施工事例

瓦棒屋根は、正直なところ、塗装屋さん泣かせな屋根です。
瓦棒屋根には、さまざま種類の鉄板が使われています。
最近のガルバニウム鋼板を使用してる屋根は問題ありませんが、鉄板がベコベコ動く屋根は曲者です。
夏や冬の温度変化により、鉄板は浮き上がったり、べこっとへこんだりしてしまいます。
塗装後、数年は塗料も柔軟性がり、それらの変化に対応しますが、塗料も年々劣化していきます。
そうなると、その変化に対応出来なくなり、写真のように塗料に亀裂が入り、鉄板の浮き沈みにより、塗装が剥がれたり捲れてきます。
私も幾度となく瓦棒塗装に、試行錯誤しながら挑んできましたが、結局数年で剥がれてしまいました。
お金をかければ、葺き替えやカバー工法といって、上から屋根材を貼る方法があります。
一番いい方法になりますが、かなり高額な費用になることはまちがいなしです。
そして、私は塗装屋さんです。
どうにかして、塗装で仕上げたいのです（費用面でお客様のため）
このことをお客様にご了承いただき、今回も挑戦させていただきました。
まだ、１年しか経っていないので、結果は出ていません。なので、施工方法はまだ明かせませんが、
３年以上経っても異常なければ、その後報告いたします。
「あー神様、屋根が剥がれてきませんように」